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Q&A

オラフォルの超高輝度マイクロプリズム反射素材について、よくいただく質問にお答えいたします。

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orafol-japan@orafol.com

お電話:03-3527-1961

再帰反射素材と蛍光素材、蓄光素材の違いは?

再帰反射素材は、光源に光を帰すという光の反射の一性質を利用した反射素材に対し、蛍光素材、蓄光素材は次の性質があります。

蛍光素材(けいこうそざい)

目に見えない紫外線を可視光線に変換できる着色剤を塗布した素材。日中の紫外線に反応して光ります。紫外線以外では光らず、夜間、クルマのヘッドライトなどに反応して光ることはありません。

蓄光素材(ちっこうそざい)

太陽など電灯などの光源からの光エネルギーを蓄積し、光源が断たれた後も蓄積されたエネルギーにより発光する素材。光エネルギーの蓄積量により、発光時間が変わります。

輝度って何ですか?

輝度とは、光っている面の明るさを「カンデラ/ルクス/m²」という単位で表します。
反射素材の輝度の計測においては、光源から来た光によって輝いている反射素材の面の光量(明るさ)を計測します。
1カンデラ/ルクス/m²は、ロウソク1本を光源とし1メートル離れた場所の1m²の光量を定義したものです(図10)。

光源からの距離が広がると、光が照射する面積は距離の2乗に比例して大きくなり、光量は反比例して暗くなります(図11)。

輝度の低い反射素材では、距離が離れると、たちまち暗くなります。

一般に道路標識に使われている反射素材は、250~300カンデラ/ルクス/m²(観測角0.2度/入射角+0.5度)です。それに対して、AP1000では輝度1000カンデラ/ルクス/m²(観測角0.2度/入射角+0.5度)の素材を用意することが可能です。世界最高レベルの反射輝度をご提供しております。 

輝度には、観測角と入射角が必ず表示されています。 観測角とは光源の光軸と受光部の視線軸との間の角度。入射角とは、光源の光軸と反射素材表面中心の法線との間の角度です。

観測角0.2度は、大型トレーラーと乗用車との距離で言えば、約170m。観測角0.33度で約110m。観測角2.0度では、約17mの位置で見ているのと同じアングルとなります。観測角が小さい時に大きな輝度がある反射素材ほど、離れた位置からの視認性が高くなります(図14)。

一目でオラフォル製品と見分けられますか?

オラフォルの超高輝度マイクロプリズム反射素材の表面には、オラフォル製品である証のプリズムマーク(下記3種類のいずれか)が刻まれています。また、 JV104E Plusおよびマリンテープには、型式承認品であることを証明するマークが刻印されています。

マイクロプリズム・テクノロジーとは何ですか?

リフレクサイトが1973年に開発したマイクロプリズム反射素子を独自の技術で緻密に配列することに成功。ガラスビーズ式の約3倍以上の再帰反射性能を発揮する卓越した技術です。マイクロプリズム・テクノロジーとして現在も世界の最高レベルの反射性能を誇っています。

わずか1cm2の中に約7,400個のマイクロプリズム反射素子が右のイメージ図のように配列されています。

マイクロプリズムとガラスビーズの違い

再帰反射材に関する法制度は、何かありますか?

日本では、総重量7トン以上の貨物車体に対して、道路運送車両の保安基準38条の2において大型後部反射器の装備が義務規定として、同38条の3において再起反射材の装着が任意規定とされてます。また、船舶安全法第6条の4第1項により船舶に常備される救命胴衣、いかだなどの救命器材に再起反射材の装着が義務付けられています。

海外においては、上記以外にワーキングウェアや交通標識などにも詳細な法規制が施行されています。

車両に使える色は決まっていますか?

国土交通省で定める道路運送車両の保安基準42条の第6項によって定められています。たとえば、車両の後部面に白のJV104E Plusテープを張ることは、後部制動ランプとの誤認を避けるために禁じられています。

車両保安基準を守っていないと車検を通りません。車両保安基準は、改定が行われている場合があります。常に最新情報を確認してください。